ポークパイ・ハット

イギリスの伝統食「ポークパイ」から名前がついた、その名も「ポークパイ・ハット」。60年代のルードボーイ、80年代のネオモッズとイギリスでも再流行しましたが、レスター・ヤングのようにここまでツバの広いものは、あまり見たことがありません。とても新鮮ですが、さすが代名詞にまでなった人です(チャールズ・ミンガスが書いたレスター追悼曲「グッドバイ・ポークパイ・ハット」も有名ですね)。ジャケットのラペル(下襟)幅の広さと相まって余裕とエレガントさを感じます。

今年の秋冬物は、ドクターマーチンなどの英国テイストの物が多く出るようなので、この辺りの帽子の提案も増えてくるはず。さすがにレスターのようなツバの広いものは、なかなか見つからないかもしれませんが、彼のように少し深めに被って、新しいコーディネイトを楽しんでみてはいかがでしょう。

Writer: SAZANAMI KENJI

1976年兵庫県生まれ。フリーランスのスタイリストとして、雑誌やファッションカタログなど関西を中心に活躍中。このコラムをきっかけに、もっとジャズを勉強したい!